ファイナンシャルプランナー(FP)資格を活かして仕事を行う人にとって、実際にFP業務を行っている人の年収って気になりますよね?
これに関しては、日本FP協会が「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」のデータがありますので、それを参考にして話をしていきます。
まず全体の平均を見ると305.5万円です。この数字を見ると、本業としてはチョット厳しい数字です。これでは稼げる仕事とは言えませんね。
ただし、年収の平均は経験によって大きな差が出ているので、単純に300万の数字だけを見て「稼げない」と思うのは勿体ない気がします。
【FP業務の経験年数による年収の比較】
3年未満 | 5~10年 | 15年以上 | |
年収 | 142.2万 | 355.4万 | 902.2万 |
参考:<日本FP協会「平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査」>
※この調査は333人から有効回答を得ており、CFP(1級レベル)とAFP(2級レベル)の割合は概ね半々となっています。
稼ぐFPは得意分野を持っている!?
3年未満と15年以上では年収が6倍以上の差となっています。
FP業務で15年以上の経験を積んでいる人が900万超えという点は夢を感じますが、3年未満だと150万以下という厳しい現実も見えます。
管理人の経験から言えば、3年未満の収入に関して言うと顧客が少ない点は当然ですが、仕事の方法が確立できていない点が大きいと思います。
1000万以上の収入を稼ぐFPの多くは、試行錯誤の上で自分の専門分野を確立しているパターンが目立ちます。
稼ぐFPの傾向としては、“お金の何でも屋”よりも、不動産や保険、証券などの各業界に特化して仕事を行っている事があげられます。顧客においても“老後不安を感じる人”や“不動産購入を希望者”のようにターゲットを絞るのも面白いと思います。
あくまでも管理人の主観ですが、専門性を高めて独自性を打ち出せるようになると年収が飛躍的に伸びていくと考えています。
“お金の何でも屋”といった感じの方が顧客対象は広くなるのですが、お客様は「お金の心配はあるけど、FPに何を相談したら良いのか分からない?」という人も多いので、逆に足が遠のいてしまう可能性があります。
つまり「不動産関係に強い」や「老後問題に詳しい」といった専門(得意)分野をアピールした方が、お客様が相談のイメージがしやすくなるので集客に繋がりやすいのです。
仕事に活かすなら、2級FP技能士/AFPを狙おう!
「お金に関する知識や判断力をつけたい人」「FP業務に関心がある人」は、FP資格を目指してみてください。
2級FP技能士 からは名刺に記載するなど、仕事への好影響も期待できます。
人生100年時代!今後の有望資格だと思います。
生活でもお金の知識を持っておくことは重要!
尚、資格がなくてもFP業務はできますが、ある・なし では信用度は全然違います。
FP技能士は国家資格と言う点も魅力!
更新も無いので、一生資格になります。
興味がある人は是非チャレンジしてみてください。
ユーキャンユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座
2級FP技能士 試験時期【1月/5月/9月】
講座の課題等に合格することで『2級技能検定』の受験資格が得られます。
※通常は『実務経験2年以上』『3級資格の取得者』といった要件あり。