独立系ファイナンシャル・プランナー(FP)に関して、“1級FP技能士の合格者しかいない”という勘違いがあるので、その点に触れておきます。
確かに、2級(AFP)よりも1級(CFP®)の合格者の方が独立をしているケースは目立ちます。ただし、これは独立系FPで名刺等に資格について記載している人が1級合格者が多いという話が実情だと思います。
起業系FPは名刺に「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」と書く人が多いのですが、独立系FPの場合は「2級」という響きを嫌う傾向もあり記載しない人も多いのです。
実際にFP協会が実施した<平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査>で、FP業務等で売上等がある人を対象に調査していますが、この時のAFP(2級相当)とCFP®(1級相当)の比率は5:5でした。
もっとも、CFP®(1級相当)の人数はAFP(2級相当)の15%程度しかいませんので、確率としてはCFP(1級相当)の方が高いのは間違いありません。しかし、AFP(2級相当)でもFP業務で独立している人がいるのも紛れもない事実です。
また、「2級じゃ1級FPよりも稼げないでしょう?」という意見もあるかもしれません。
この点についてはハッキリ明言しますが、2級FPでも1級FPよりも稼いでいる人はたくさんいます。
上位資格の方が有利な面はあるとは思いますが、最終的に事業収入に関してはアイディアや行動力といった本人の努力が占める割合が大きいと思います。
TV出演や雑誌にコラム掲載している2級FPもいます。
TV出演や新聞、雑誌のコラム執筆、本の出版などに関しては、1級の凄腕FPだけが行っていると勘違いしている人が多いのですが、そんなことはありません。
ちょっと実名を出すのは避けますが、私自身は2級FPで堂々とコメントをしている人や本を何冊も出版している人を何人も知っています。
不思議に感じる人もいるかもしれませんが、「ファイナンシャル・プランナー」や「お金の専門家」といった肩書で名乗ってしまえば、2級か1級かなんて事は世間にわかりません。
つまり、肩書を自由に名乗れるのがFPの強みなんです。
ただし、ここで勘違いして欲しくないのですが、有名な2級FPが1級FPよりも能力が低いという話ではありません。むしろ反対で非常に優秀な人が多いです。
2級FPで有名な人の特徴としては、専門分野に絞って徹底的に勉強してエキスパートとして仕事をしているケースが目立ちます。例えばですが、確定拠出年金などに絞っているパターンや不動産ローンの専門といったパターンなどです。
管理人の個人的な考えを述べれば、FPとして成功するにあたって1級、2級という話は小さな要素に過ぎません。
仕事に活かすなら、2級FP技能士/AFPを狙おう!
「お金に関する知識や判断力をつけたい人」「FP業務に関心がある人」は、FP資格を目指してみてください。
2級FP技能士 からは名刺に記載するなど、仕事への好影響も期待できます。
人生100年時代!今後の有望資格だと思います。
生活でもお金の知識を持っておくことは重要!
尚、資格がなくてもFP業務はできますが、ある・なし では信用度は全然違います。
FP技能士は国家資格と言う点も魅力!
更新も無いので、一生資格になります。
興味がある人は是非チャレンジしてみてください。
ユーキャンユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座
2級FP技能士 試験時期【1月/5月/9月】
講座の課題等に合格することで『2級技能検定』の受験資格が得られます。
※通常は『実務経験2年以上』『3級資格の取得者』といった要件あり。