独立系のファイナンシャル・プランナー(FP)は、2級FP技能士/AFPや1級FP技能士/CFP以外にも資格を保有してケースが多々あります。
もっとも、ファイナンシャル・プランナー以外の資格を取得する必要があるかと言えば、無くても大丈夫です。実際にFP資格だけでシッカリと経営を軌道に乗せている人はいます。
ただし、自分の得意とする分野の資格を持っておくと、専門性をアピールできるので有利であることは間違いありません。実際に独立系のFPに話を聞くと、FP以外の資格も保有しているパターンが多いのが現状です。
世間的にはWライセンスとして、税理士や行政書士を勧める声がありますが、個人的には難関資格はそれほど必要性は感じません。
・・というのも、こういった分野に関しては、専業で行っている有資格者と連携・紹介するパターンがほとんどですので自分自身が持っていなくても充分に対応可能です。
FPのwライセンスで役立つ資格は?
FP業務に関連がある資格で、保有しておくと役立つものをまとめました。いずれもFP試験と関連性があるので、シッカリ勉強すれば合格は難しくないと思います。
以下に紹介する資格は、独立系FPへのアンケートでも「FP業務で役立つ資格」の上位に入っています。
☆宅地建物取引士
FPの相談でも不動産に関連する相談は1位、2位を争います。人生の中でも大きな買い物になるので、当然かもしれません。また、不動産購入の相談から保険の見直しや将来の資産設計という話に広がるケースが多いです。
☆証券外務員
老後生活(資金)に対して不安を抱えている人は非常に多いので、投資を活用した資産運用は今後は増えていくと予想されます。この資格を持つことで専門性をアピールできますし、証券仲介業によるコミッションを得る事も可能となります。
【詳細】証券外務員 試験の概要・勉強法
☆DCプランナー
確定供出年金の専門資格です。こちらは国が積極的に動いている制度ですので、今後はこの分野に詳しいと執筆やセミナーの依頼は期待できると思います。また、専門としている人が少ないのでチャンスがある分野だと思います。
上記3つの資格が一般的に評価が高いのですが、それに拘る必要は無いと思います。管理人の例を話せば「社会福祉士」の資格を保有しており、高齢者や介護分野の相談で非常に役立ちました(FPで社会福祉士を保有している人は少ない)。
また、不動産関連に注力する人は住宅ローンアドバイザーなども面白いと思います。合格が容易な事に加えて専門性もアピールできます。